書斎のディスプレイがワイヤレスになった.Microsoftのワイヤレスディスプレイアダプターを再度購入したのだ.HDMIとUSBの口があれば機能するとの口コミから,以前うまくいかなかった接続を再度試す気になった.HDMIの有線接続に比べ解像度は半減したが,線が一本ないだけで部屋のレイアウトは変わるものだ.普段使っていなかった家具が残りの線をまとめるために役立った.
今回の骨は,USBの口が給電のためにあることだった.テレビのような給電できるUSBの口があるディスプレイならすぐわかる.けれど,書斎のディスプレイはUSBの口があっても給電できない.考えて,USBの口が付いている電源プラグを利用し,HDMIをディスプレイに,USB側を電源プラグに差し,ディスプレイをオンにすると,いつものセットアップ画面が映った.USBの口は給電用なのだ.
レイアウトを変えた書斎を整理していると,ある考えが浮かんだ.プレゼン作成の本やデザインの本を,PowerPointを駆使しその通りに模写してみよう.レイアウトや余白,フォント,ワンポイントとなるパーツなど.そうすればボキャブラリを増やせる.また,ユーザエクスペリエンスの入門書を手にしたとき,今まで蔑ろにしていたこの本が急に重要な本であると悟った.この本は役に立つ.
本も道具も知識も,買っておいていつ役立つかよく分からない.面白そうとか自分に必要だと思って買っても,すぐに役立たないと思ってしまうものも,数年後の自分の役に立つことが大いにあるのだ.モノは売ってしまってもまた買える.知識は売ってもなくならない.即時性のない商品を買いためる利点は,それが今ここにあるということを悟れるところにあるだろう.買わなければ一期一会に過ぎ去るのみである.

コメントを残す