この10年,毎年1つ,新たなことに挑戦している.昨年は合唱団のオーディション,一昨年はITボランティア加入,3年前は2級技能士を取得.今年も何か取り組みたいことを探っていたが,決めた.応用情報技術者の取得である.実務で知識の不足を痛感しているのだが,APが最も自分に役立つ知識を要求する試験だと分かった.つまり,今の自分の実力に適する水準の資格だ.
「RAIDを組む」「プロキシサーバ経由で」「スレッド数とコア数の性能差は」など,知りたいと思ってきた知識が,APの試験範囲なのだ.知れば技術を肥やせるが,知らなくては引っ掛かりも持てずに過ぎ去るのみ.情報工学を専攻しなかった方々に,市井の技術を解説したり,訪問してPC周りを設定する機会が増えたので,専門家としてAPの体系くらいは知っておきたかった.
過去に3度挑戦した試験.3回とも午前は通過するも午後で散々.数年前に買ってある午後の演習本を中心に,経営学の本やネットワーク本,データベース本等を参照しつつ,過去問で量を熟す定石的作戦を採る.しかしあくまで知識を業務に役立てることが目標.試験を通過できなくても,業務内容が充実すれば満足とする.
APの過去問を見ると,年々きちんと難しくなっているように感じる.APの過去問は,個人的に10年間保存してある.APは役立たない資格といわれるが,APくらい知っていないと実務は拡がらない.時間があるかといえばそうでもないが,声楽の訓練は長時間できないし,他の趣味は試験日まで我慢し,時間を充てていく.受験の申込みも済ませた.春期試験は3か月後だ.

コメントを残す