メモリを注文した.16GBで7,000円のメモリをお気に入りに入れたが,今朝見たら売り切れていた.人気があるようだ.仕方なく8GBで4,000円のメモリを2枚買い,32GBマシンは暫く諦めることに.それにしたって16GBのマシンに変貌するのだから,期待が増す.目的は,外付けCDドライブで音楽を聴きながらウェブの作業を進めるため,画面が画々しないようにしたい.音が飛ぶと聴いていられないので,少なくとも滑らかに聞こえるようにしたい.そのための8,000円の投資は安いものだ.
今年は声楽への投資を惜しまない.発表衣装の礼服と蝶ネク,課題曲の音取りCD,外付けCDドライブ,ボイスレコーダー,コールユーブンゲンとコンコーネ.振り返れば,すでに結構買っている.今年だけでも交際費や団員費,交通費も加味すれば,年額10万円は超える.しかし,株式の感覚でいえば,10万円などすぐに稼げる額だ.3日間マーケットに齧り付いていれば,あっという間に増えている額だ.そのくらいの投資額で,生涯の喜びを増やせるのだから,声楽へのこの投資額は安いと思う.
ストレスを解消するために,買い物や飲み食いする人は多いけれども,財布ではなく部屋と腹に貯まっていくばかり.こうして日々の記録を残していると頭が澄っきりする.歌うとさらに気持ち良い.声に出したり文字に起こしたり,言葉にはストレスを和らげる効果がある.なぜかといえば,思考や感覚を訓練すると,神経を使うので,睡眠の清掃効果が増幅するし,神経も長くなり新たな接続を持つので,異なる視点から考え出せる.神経の疲れは神経を使えば消えていく.単純な話である.
メモリも電気を止めれば記憶は消える.メモリは新たなつながりなど作れないし,線が伸びることもないし,疲れることもない.神経と異なる側面はほかにも幾つかあるけれど,私がメモリを好きなのは,神経に似ているからである.メモリは昔に比べ大分安価になり,マシンに据え付ける際は爪にカチッと嵌めるだけで終われる.メモリもストレージもCPUも電子部品に過ぎないが,安価で高性能になるにつれ対抗意識が出てきて,機械対神経の構図が擡げる.それでも勝機があるまで考え続けてしまう性である.

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