コロナウィルスにより中国の人の移動が制限されることにより経済活動が鈍くなるとの見方から,株価が暴落している.そんな中にあっても下がらない銘柄を明日売却し現金化しておこうと考え,2銘柄を売却する.購入する銘柄は3月配当落ちで利回りが4%付近の大手3社である.3月末にもなればいくぶん暖かくなり,ウィルスの猛威は忘れ去られるだろう.いずれ上がるのだから今から仕込んでおこうというわけだ.問題は,いつ買えば底値なのか,である.
この世界の闇.本当に困っている人々が世界に沢山いたのは昔の話.今や東南アジアやアフリカでさえ産業が発達し,日本より収入を稼ぐ国も出てきている.世界から困っている人がいなくなってしまったときが最も危ない.戦争が起こるからだ.世界から急速に富が移動すると,貧しくなる国が出てくる.日本である.生活水準を下げていく暮らしを惨めに思う日本人は多いが,隣人も同様に生活水準を下げて惨めに思っているだろう.殆どの日本人は生活水準が下がっている,と見ても大きく間違ってはいない.
財布の紐を締める民族である.買った店の繁栄のその先に社会の発展があることを見通せない国民性である.この国はどうなっていくのだろうか.若い人は欲しいものもなく無料のコンテンツを消費して楽しむ.高齢者はテレビとラジオと図書館の新聞を読んでぶらぶら過ごす.彼らは生産的に時間を使う人たちではない.しかしこうした人々がこの国の一角に確実に生存している.不安を煽るメディア,消費の夢を広げる広告.不安からくる購入によって経済が大きくなると思うと哀しい.
私はメディアを生活から遠ざけたら,身軽に幸せに真剣に変わった.そしてこうして自分のメディアを立ち上げてもいる.自分の好きなように世界を認識してよいのだから,思う存分そうしよう.私はこの原理で動いている.医師により残業が禁じられたうえで見つけた今の仕事に満足しているが,もっと収入の良い職場も幾つか知っている.でも残業がないとは限らない.今の職場は考え得る条件で最良の職場である.だからこの仕事を大切にしたいし,できるだけこの国のこの世界の経済をもっとはっきり見たいと思う.

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