この10日間,部録を更新しなかった.その間に何をしていたかといえば,声楽の訓練と,投資の勉強,そして衣料の買い物.頂いた本を読んだり,応用情報技術者試験の勉強も進めた.知り合いの方のPC周りを設定するべく出張したこともあったし,コンサートで第九を歌ってきた.PCを開かなくても随分充実するものだと思った.ただ,仕事の能率は下がったし,思考の速さは緩まった.
なぜ10日間も部録の習慣を止めてみたかといえば,部録が生活に与える影響を測定したかったからである.思考が早まり,これは勝手に進める悪癖ともとれるが,発想の豊かさや,思考の緻密さ,記憶の安定度,そうした中枢神経の機能にどれほど影響するかを知りたかった.結局はまた部録を始めようと思っている.
結論は,部録の習慣は生活を豊かにするということ.いろいろな考えを知って予め考えておけるので,いろいろな意見について寛容になれる.さらに,繰り返し読み書きすることで,言語表現が明晰に変わる.ただ,毎日のように記事を書いていた時期に比べれば,思考の幅は広がった.それは毎日記事を書いて考えていたからだろう.ベースが養われたのだろう.
最も良かったことは,会話が長くできるようになったことだ.職場はそうでもないが,合唱団や教会,プロボノにおいて,様々な方々といろんな話ができた.部録に書くと書いて終わってしまうが,話にすれば楽しんでくれる人たちがいた.これはうれしかった.今マーラー交響曲8番の第1部をかけながら書き付けている.明日の合唱練習も,今度の土日も,楽しみだ.

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