肌寒い天気の中,本日も自宅で在宅勤務だった.上司にはいつも迷惑を掛けている.私は話しを正しく聞く能力に乏しい.今までそう考えてきた.しかしどうやら,この認識から少し考えが進んだ.話しを聞く私の態度に少し自信が灯った日だった.というのは,こういうことだろうと思うようになれたのだ.話し手が自分の認識を疑わない話しを,正しく聞く能力に乏しい.と.
自分の考えをたくさん話せる人物は,アサーティブで頼もしいものだ.その考えがグッドアイデアばかりなら,なんと有能な人物かと思われるだろう.普段からものをよく考える人物なら尚更で,その人物から愚か者と云われれば受け入れるしかなくなる.圧倒的な壁があるように見えるし,全く自分と異なる人物として記憶に留められる.
ところが,その人物が良く知らない領域の知識を正しいと論拠に据え,その根拠以外の可能性を知らないとする.例えば,サーバーのユーザー設定で生じるフォルダパーミッションについては知っていても,ユーザー間のパーミッション階層を知らないとする.すると,原因となる他の可能性について知らないので,議論は一方的になり,自分の認識を疑う材料がないまま終わる.
正しくグッドな考えを上司はたくさん提供している.その経験から自信も大いにあるだろう.私は永久に上司のような人材にはなれないのか.半分諦めていた向上心.原因や根拠を欲する人物に,真の原因を提供する困難を覚えた日だった.真の原因なんて実験し調べてみないと分からない.そう上司に伝えるのも恐縮した.後回しにする指示を受けたが,頭を切り替えるのも難しい.

コメントを残す