とにかくたくさん作る.プログラミングの習得に燃える人生を送りたい.些かでも時間はある.作ると決めれば作れるシステムはたくさん思いつける.言語,機能,目的.まず決めるべきことは練って決め,構造を仕様書に文書化し,段階を踏んで構成する.そして充分に練られた仕様を元に実装する.テストケースを機械的に洗い出し実行.運用に移った後も気になる点を修正していく.
私がプログラミングについて語れるのはそのくらいだ.ウェブプログラマはデザインができなくたって良い.デザインはディレクターが引率して作る.私はそのデザイン案をウェブページに実現するだけだ.ウェブディレクターも珍しい技能だが,デザイン案に忠実なウェブプログラマもなかなか珍しい人材だと思う.私はそれを仕事にする.これからもずっとだ.
プログラマでやっていくには,私は勉強が不足している.大学で大方勉強したので,自分に足りない技術が何か分かる.知らない技術だってあるだろう.トレンドもあるだろう.でも,基本を守って原則に従わないと何もできずに終わる.その経験があるから,学生時代に劣等生だった私でも,苦手だったことをこよなく愛せることに変えることができた.逆に,感覚的に得意だったことは,考える能力が育たず,面白くなくなった.
やはり人間は考えられるから楽しいのである.考えは失敗や苦い思い出や,課題とか熱意とか,そういう負の出来事がきっかけで進む.若いときに失敗しないように過ごした優等生は,正解だけを求めて動けなくなる.でも,本当に苦労して身に付けた技能は,人を喜ばせるから本物だ.そうした技能で人の役に立てば,それこそ本物の仕事である.

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