私は,手取収入の2割を,寄付,献金,贈り物に使っている.毎月5千円をバングラデシュの村に,3万5千円を教会に,残りを家族への感謝や友人の困りごと解消のための予算としている.この生活を5年近く続けてきた.生活費は月に9万円ほどで,妻に住宅費を払ってもらう代わりに,水道光熱費や食費や通信費を持つので,負担は妻のほうが軽い.それくらい私に大黒柱性のある家計でやっている.
この家計で毎月8~10万円を投資に回している.だから殆どものを買ってこなかった.自分のほしいものというのがあまりなく,書斎にあるものも本を除いては8割方は貰い物.多く与えるから多く頂くのだろうか.部屋にある自分でほしかったから買ったものといえば,本と服とPC.それ以外にはない.だから今月は多く買ったのだが,自分がほしいというより必要だから買ったに過ぎない.
買ったものが多く,初めは管理しきれなかった.余暇に何もできない日が続いた.多くを買ったが,何からどう使っていこうか考えて買わなかった.いくつかは1回も使われていないし,1回使ったがそれ以降使われていないものもある.計画は複数走らせない方がいいと思った.一度にいくつものことはできないからだ.ということは,衣食住も限度があるし,趣味や余暇にできることも限度がある.
結局,生活は限度の中にあるのだ.年収が少なくて悩んでいても,消費も分解も限度がある.無限に見境なく消費することは社会として望ましくないが,そう簡単にできるものではない.カジノで賭けるか,札束を溝に撒くか,そういうことでしか大量に消費できないのがお金でもある.お金を多く持っても少なくても,一度にたくさんは使えない.だから私たちはお金をほどほどに持つのが一番だと常識るのだ.

コメントを残す