Remote Park

　明日は出勤日．業務のほか，調達頂いた高価なPCを設定する日だ．リモートで接続していたが，Dreamweaverが動かなかった．そこでメモリが32GBもあるマシンの購入が決まったのだ．しかも流行のコンパクトな筐体．長さは20cmもない．机に置くと，きっと空きができて，広く使えるはず．今使っているマシンもスリムタワーだが，今回購入したモデルはそれよりかなり，小さい．
　ウェブの仕事柄，リモートにすぐに順応できたためか，長い通勤のストレスから解放され，できた時間に趣味なり仕事の勉強なり，好きなように使える時間が増えた．その前までは時間がなくて困っていたが，テレワークになってから懸案のことはほとんど成せた．今は更なる課題を自分で作って時間を使っている．実に3時間の通勤時間が省かれるだけで，大変充実する．
　仕事場である私の書斎には，好きな本が揃い，いつでも参照できるほどには読み尽くしてある．もう買う本はないというくらい揃っている．技術書はこれからも買ったり捨てたりするけれど，長く持つ古典的名著や事典辞書類は大切に保管したい．本が300冊あり，専門書がその半分くらいを占めるなかで，これからできることを考える．知識労働者の付加価値を追求し，関心や興味に基づいた技術を増進したい．
　書斎に入ると，ほしい本があり満足する．でも満足してはいけない．いつも問題を抱え，未達の領域を臨むほうが励める．どうやら遊びが仕事だから，それなら書斎は公園だ．子どものように充分存分遊んだら疲れて眠る．そんな働き方が，リモートはできる．知識の公園を，まずどこから遊んでみるか．遊び方も試行錯誤し，正解はないが思いっきり楽しめればそれで本当にいいのか．問題はいつも多いほうがいい．