私はいつ死んでも満足な人生だったと思うほど,日々後悔なく生きている.だから本当はいつ人生が終わってもいいと思っている.しかし,人間はそう簡単には死なないもので,人生は100年と考えるべしという風潮に乗って,あと65年間生きると考えてみる.なるほど私の半生のあと2倍は生きるのだ.長い.何をしようか前もって考えておかないと無為に苦しみそう.なので予め考えておく.
まず,やりたいことに費やせる時間が,仕事の時間からどれだけ割けるか.恐らく私は80歳近くまで仕事していると思う.すると,今の時間の割り方が80歳くらいまで続くと考えるのがふつうだろう,私に与えられた自由な時間は今の暮らしの延長にある.ひょっとすると,やりたいことが新しい仕事になっている可能性もなくはなく,やりたいことを続けてプロの腕になっていたら,そのやりたいことをシニアの小商いにしてみたい気はある.
そう考えたうえで,やりたいことは平日の2時間と丸土曜で行える範囲のこととなる.何ができるか.意外といろいろとできるはずだ.プログラミング言語の研究,ウェブ開発,外国語間の翻訳.この辺りのことをずっとやりたいと思っている.プログラムと外国語.文字と変換.もう至福の領域なのだ.どうしても好きなので,これさえあれば,ほかのことが与えられなくたって私は構わない.
今から初めて遅いことはない.だから今でなく数年後,数十年後に始めたって遅くない.人生はまだ長い.今は仕事と残暑と感染症でいっぱいだ.未来も同様だろう.でもいずれ余裕ができ,意欲や関心も強まるだろう.そのときにやりたいことをばーっとやって,人様の役に立つ形にまとめる.それを何度か繰り返すことがやりたいことをやる方法である.さながら不定期イベントの開催者.なるほど自分はそんな仕掛けで考えていたのか.

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