明日は台風が来るというので,今夜は気圧が低い.身体の節々が痛み,神経も筋肉も強張り,動きたくなくなる.気分が下がるのも誰だって同じ.気圧の低い日に平均株価は上がらないものだし,スーパーの鮨は半額で買えるものだ.気圧と神経の関係を理論的に知っている人は少ないようで,朝起きたら日光を浴びる理由も,目に光を入れるためという人もいる.これは正しくはなぜ朝なのかのほうが重要な問いである.光なぞいつでも浴びたほうがいいものだから.
眠る前に青い光を浴びると不安が減る分,昂奮が上がり眠れなくなる.ということは,興奮するには,興奮する色を見る方法と,不安を減らす色を見る方法がある.これを朝に応用し,その時間でどんな感情バランスで過ごしたいか前もって決めておいて,浴びる光の色を朝から計画しておけば,大抵の日は穏やかに過ごせる.穏やかに過ごすこと,それは幸福の条件である.
私はデスクトップを濃い緑にしているので,あまり感情的にならない.それから基本的にダークモードにしているので,刺激の量が過剰にならないようにしている.なので,仕事の意識は高くならないが,インプットを抑えている分,アウトプットに難がない.休憩は必ず取っていて,目を開けて何も見ないとか,とにかくぼうっとする時間として使う.飲み物や糖塩を食べて,脳を働かせることも忘れない.
こうした理論的実践の目的は,精神的なプレッシャーを感じないようにすることだ.私は職場の低気圧になっているかもしれないが,上陸しないよう気を付ければ,癒し系とか云われる人物になれる.天然は空気が読めず迷惑になりうるが,癒し系はどうだろう.精神の憩いを与えるからそう呼ばれるのだろうけど,動きたくなくなるとしたら,二義的だがマイナスにはなりにくい時代か,この働き方改革の世である.

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