先月の生活費は8万円台だった.ほかに本とマウスを買ったので生活支出は11万円だったが,贅沢品だ.生活必需品は8万円台.この水準は最低賃金で働いていたころとそう変わらない.生活水準を上げたくないと再三書いてきたが,今でも達成できている計算だ.実はこの半年,贅沢品や贈り物を引くと,生活費が10万円を超えた月はない.固定的生活費を上げていないのだ.生活水準を上げていないとはこういうことである.
贅沢品は一度買うと長く使うので,次の月も継続して買うことはない.衣類もガジェットも,安くない額を払った製品はいまだに使えるものであり,使う頻度が問題となる.長く使えるものを複数は買わない.そうして考えると,お金を使うことが減る.お金をまっとうに使っていれば,お金で困ることがない.お金を使う機会も減り,どうやってお金を使ったらいいか分からなくなる.その時は無理に使わなくてよいのだ.
今年はすでに贈り物に数十万円使ってきた.募金献金も含めれば50万円を超えてくる.使い道のないお金を必要なところに回すことはまっとうだと考えている.だからいい使い方をしている,そう思う.念頭に定めた予算でも,年収の2割を自分のために使わないと決めていて,それを達成できるペースである.2割である.思うほど高くはない.年収の3割が固定生活費,2割が自分の贅沢品.残り3割ほどは投資の資金である.
買うものがなく困っていた先月.株を買う資金として手を付けなかった貯金塊が,今月も成長する.どうやら私は万一金持ちになっても困り果てる人物であるようだ.お金を稼ぐ意味が分からないので,私は昇進も望まずに,好きなウェブプログラマの人生を走り切る.残業は決してしないし,これ以上福祉にお世話にもならない.お金で心が動くことはないし,転職ももうしないのかもしれない.

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