毎日1日中オンラインな暮らし.仕事中もウェブシステムに張り付き,メールの送受信に神経を使う.退勤しても自分で何らかをアウトプットする.それは妻が帰宅する夜10時まで続く.収入の増進につながらないので,先週アフィリエイトブログを始めた.一銭も入る見込みはないけど,勉強になると思って試している.YouTubeチャンネルも2つ持っているが,こちらも一銭も入らない.これらを本業にしても私は幸せになれないはず.だから私は今の職を逃げずに果たすつもりで,その思いは固い.
しかし,最近思うのは,アウトプットの質がまだまだだということ.退勤後の時間にウェブサイトを作っている.自作したサイトは100くらいあるけれど,自分でデザインに満足したサイトは片手で数えるほどしかない.自分で満足いくようにデザインしたサイトがあまりないのだ.一応自分の仕事はウェブプログラミングであり,資格的にもウェブデザイン技能士なのだが,技能士としてデザインを捉えると,実装することやアクセシビリティや細部までシステムとして成立させるといったことを主眼とし,純粋にアートに近いデザインの視点は,職場に持ち込まないように気を付けている.
もしデザインしたといってラフイメージを提示され,この通りに作ってほしいと頼まれれば,それは受ける.技能士の職能が発揮できる典型である.けれども,私がデザインを提案し,コメントを頂いた後,私で全部実装してほしいといわれれば,自分で一からすべて作ることになりかねない.全責任を自分が負うかのような状況を招く.これは専門職として普通なことかもしれないから,自分ですべてできるようになった暁には,全部自分で作って運用していくことになるかもしれない.専門家の名誉と思って諾々とするしかないのだろうか.
その時のために,私はウェブのアート的なデザイン面を磨こうと考えるようになった.テーマに合うパターンを組み合わせて構成すればそれなりのものができる,そう今は考えているけれど,そう甘くない.自分のために作るサイトならいいが,職場の顔として受け入れられるようなデザインを提案しなければならない.いやそれよりユーザーに好感を持たせるデザインに作りこまねばならない.そうであっても楽しい仕事である気がするので,そんな未来を受け入れられる技量を備えておき,自分でウェブ業務に責任を持つような立場にシフトできるよう準備しておくのだ.

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