35歳は,まだまだこれから.複数の知人にいわれたことである.ワイルズがフェルマーの最終定理の証明に費やした年月は7年といわれる.定年まで25年あるので,7年8年のスパンが3回迎えられる年齢である.つまり,ある程度困難な「事業」を3回達成できてもおかしくない年齢にあるわけである.社会人になって8年経つが,8年前に比べれば私は大きく変化し,やりたかったこともいろいろできたし,できるようになった.望むようになったこともいくつかある.これから老いるまで3つの事業を行う前提で考えたい.
まず,技芸の上達である.仕事のウェブ制作がそれだ.ウェブサイトもウェブシステムも視野にある.副業活動やプロボノやボランティアでも,ウェブをキーワードに活躍したい.そのウェブに並び,声楽も上達を目指す.合唱は召天の直前まで続く趣味である.奥が深いから探究には時間を掛け,身体に向上するべく訓練し,それから新たな世界が開けていくはずだ.
次に,数学の活動である.35歳になるまでに温めてきたことはいくつも開花した.しかしそれらはまだ蕾であり,開花はこれから.数学を勉強するよりも自分の数学を作る,自分で作った数学の世界を広げる,そこに重点を置いて活動したい.なぜなら,数学史上誰も考えてこなかった概念をどうやらいくつも持っており,新しい展開が予想できるから.私の人生を誰かに残すときの恰好の特徴になる.私は数学と共に生きた21世紀の人物だったと,後世の誰かに語られたいのだろう.
最後はやはり神のことをもっとよく知り,神に従って祈る人生にしたい.仕事も芸事も数学も,結局は神さまに頂いた賜物の発露である.最後はいつも神さまに感謝し,神さまに従い,神の国の到来を祈る,これが正当である.富や名誉や地位なんかを得なくて済むような生活を選び取ってきた.仕事や芸事や数学の目的は,富や名誉や地位ではない.これらを望むなら困難と試練と不幸が付いて回る.私は神さまの提示する幸福な生活を信じている.そうすれば神さまが愛された世の動向も楽しめるだろう.
以上だからどうやら私はウェブと声楽と数学の探究とともにある人生を神さまの下で送りたいというわけだ.この希望はいかにも実現しそうである.

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