今年は何かと物を買った.服も結局30着買った.本は楽譜も含め60冊,ガジェットやデバイスも揃った.今,物質的に何も不自由していない.結構高価な物も多く買ったのだが,手元に残る資産はむしろ増えた.不思議な1年.どこからかお金がやってきて,どこかに貯まっていたのだろうか.
不思議なのでちゃんと計算してみた.年収は正直300万円台だ.それに投資の利確が70万円だから400万円を少し下回るくらいの所得があった.支出は,生活費が月12万円,自分で使える所謂お小遣いが月3万円.投資が月5万円.ほか,プレゼントや募金献金に60万円出した.つまり,利確の分くらい資産は増えた.
不思議である.生活をかつかつさせたことはない.好きなものを好きなだけ食べたはず.光熱通信費も月1万数千円.お小遣いの範囲で満足する物が買えていた.この不思議で奇跡的な帳簿.私は今年生活水準が上がりすぎたと考えていた.しかしこれは錯覚だった.また,これくらいの収入以上を望まない理由を固くした.
来年は益々お金を使わない年になる.ほしいものがないのだ.新調しても嬉しくない物は買わず,使い古したものを使い続ける.本も仕事の勉強も,服も趣味も何もかも,できるだけ今あるものの範囲で生活してみたい.おそらく捨てるより使い古すほうが賢い.新しいものを買わなければ新しく捨てずに済むからだ.

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