中古のもので充分．この師匠のことばを参考に，古本店に本を売りに行った．19冊1,500円．本棚が50cm空いた．買取後，300円の商品券を頂いたので，鞄を買った．商品券値引き後の売値は1,500円．19冊の本を鞄と交換した格好だ．この鞄は，古本店の鞄コーナーで30分間選んで気に入ったものである．
鞄の内側には「Kitamura」と刻印がある．横浜元町のキタムラである．隣には私が先日まで持っていたのと同じようなポシェットがあり，1,200円が付いていたが，このポシェットは12,000円で買ったことを私は覚えている．だから恐らく，売値にゼロを一桁増やすと元値なのではないかと推測した．
きょう買ったこのキタムラの鞄，作りが非常に良い．長持ちする．内側がオレンジで，大きめのポケットが付いている．入れ口は2枚あり，大きいものでも易々と入る．難点は鞄自体が少し重いこと．この鞄は大きいものを運ぶときに使おうと決めた．大きいものを運ぶなら，鞄自体の重さは誤差にすぎないからだ．
この古本店に行って，感覚が変わった．新品を買わなくて良いのだととても納得した．ワコムのペンタブが数千円で売っていたり，靴も綺麗な状態で5,000円しないのが普通だったりで，リユースの素晴らしさを学んだ．このキタムラの鞄は大切に使い，いずれは誰かに譲るかもしれない．良いことしかない1日だった．
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