なぜTSLAやLTHMが下げているのか,投資部録を探して調べた.どういう思惑が投資家に働いているのか.キーワードは「バイデン」「ワクチン」「ピークデジタル」だった.米大統領選の時期は上下変動が激しかった.最近落ち着いてむしろ下げに転じているのは,利確売りが広まっており現金化しているためと思う.なぜ現金化しているか.ワクチンができるかいなか,先を読みにくくなっているからだと私は思う.有効なワクチンが出回ると,買い銘柄や売り銘柄に大きな変動がもたらされる.これをピークデジタルという.ひとつずつ見ていく.
1.バイデン
バイデン新大統領は,気候変動対策に多額の支援を拠出する法案を提出した.天然ガスや石油など,可採年数が短い資源ではなく,再生可能エネルギーや水素電池など,繰り返し使えたり無尽蔵に使える資源を普及させ,米国がクリーンな時代を作る決意表明.それに伴い,クリーンエネルギー関連企業は俗に云う国策銘柄となり,気候変動に敏感な人たちの層によって,ファストファッションは売上減だろうし,人工肉は広まるだろうし,ガソリン駆動車はほとんど見なくなるだろう.それだけ多くの企業が変化するが,今技術的に注目されている企業も,競合企業の出現で陳腐化するので,独自性がなければ長期保有するのも考えにくい.
2.ワクチン
コロナで淘汰された業界もあったが,潤った業界もあった.ゲーム,ECサイト,宅配など.しかし,ワクチンができるとその需要はどう変化するか.まず,外出するだろう.旅行で遠出はしないでも,近所のモールに買い物するくらいなら出歩いていそう.アパレルは回復するだろうし,外食産業も儲かるだろう.ECサイトは一度登録すると利用が続くだろうので,売上は微減しても激減はしないだろう.ワクチンで感染が収まっていくか本当に考察するなら,ワクチンが普及するだけで半年以上かかりそうで,感染者数の減少がみられるのは更に後.ワクチンができた後,暫く下がる時が買い時かもしれない.
3.ピークデジタル
このように私はコロナ感染の収束に懐疑的なので,ピークデジタルは買い時だと考えている.ワクチン普及でデジタル需要が減少するというピークデジタルは,ずっと先の話だと考えている.もしピークデジタルが囁かれたら,今まで高騰していた銘柄ががくっと下げるだろう.そうしたらその時が買い時.ピークデジタルがすぐにやってくるという話は一時的な噂に過ぎなくて,ウィズコロナのライフスタイルはまだまだ継続する.通信,半導体,ウェブサービスなど,今後も上昇し続ける.ピークデジタルすなわち買い時まで私は資金を捻出しておこうと思う.

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