新年度を迎える職場では,異動の話や組織改組の準備で,これからも暫く忙しくしている.私はといえば担当するウェブサイトが増えそうで,新たに制作するときに駆り出されるかもしれない.職場で応募したウェブ開発プロジェクトも,採用される可能性もゼロではない.また,ボランティアでもウェブサイトを立ち上げる話が出ていて,夏までに仕上げて公開する話である.いろいろと始まる季節に新たに始めることを紹介する,今月の好きなもの.
1.Cooking for Geeks / Being Geek
ギークという名詞が冠された2冊の本.料理を作りたくなる本と,プログラムを書きたくなる本だ.先月は近所のスーパーが改装工事だったため,食材が自由に買えず,簡単な調理で食事を粗末にしていた.先週からちゃんと料理すると決め,今は煮豚とポトフを定番にしている.前者の本は調理の際のヒントが詰まっている.後者の本は社内でのふるまいかたを指南してくれる.
2.CSS3開発者ガイド / CSSシークレット
基本は何度でも学び直す価値があるから基本なのだ,何度でも確認できる確かな本が手元にあれば,その道のプロとして走っても心強い.前者は主要なCSSプロパティが全部載っている珍しい本で,2回通読してきた.後者はCSSの裏技を余すことなく盛り込んだ本で,頭が柔軟になり知恵が出る.いずれもウェブプログラマでやっていく際の座右の書であり,何度でも読み返したい.
3.Pythonではじめる機械学習 / ゼロから作るDeep Learning
こちらは新しく手を出すこと.機械学習である.Pythonを覚えて仕事でも使っていたが,そのうち機械学習の知識があるほうが良い局面に,仕事で何回か出くわした.何も知らないより知っているほうが話が広がるということで,ほどほどでよいからできたほうが良いと考え,勉強することにした.Pythonなのでウェブとの相性も良く,人工知能をウェブに搭載するアイデアを得られそう.
4.なるほどデザイン
ウェブサイトを作るうえで欠かせないセンスの感覚.自分にはかなり欠落している素養である気がして,デザインの本を20冊近く読んできた.なかなか身に付くものではないというのが正直な感想.そう簡単に覚えられるものでもないし,応用が利く範囲が広すぎて適用を間違えたりもしがち.この本にはセンスの種がほぼ全部詰まっているので,隅々まで熟読するうちに上達しているかもしれない.
5.眠られぬ夜のために / パンセ
ヒルティの文庫と,パスカルの文庫.クリスチャンとして読みたい本が何冊かあるうちの2冊.ヒルティ本は妻から借りた.パスカル本は昔に買った.特にパスカル本への思い入れは厚く,全部読まないと召天できない本のひとつとなっている.パスカルが何を考えていたか,大変関心が強くある.関連本に当たって研究してみたい思いもあるし,まとまった読み方で一定の理解を得たい.

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