Ill Motto

　きょうは午前に会議などで多く話したこともあり，午後は仕事が捗らず，同時にある満足感に襲われた．今までもっときちんととか，もっと正しく働こうとしてきたが，そういった「もっとこうしよう」という願望が，何かの機みで消えてなくなってしまったか何かで，心地よい満足感に変わり，実は2時間余りの間何もせず，ただ幸せだった．これは何だったのか．
　昨夜は眠る時間が遅かったし，サプリメントをこの数日間食べていないし，昼間はラーメンを相変わらず食べた．そういった生理的な面が関わらないことはないけど，この満足感は不思議な時間だった．あまり説明できない．仕事終わりにいつものようにスーパーに買い出しに行ったが，この時間も昂揚しつつ歩いた．春だからという理由が最も一般的に聞こえる．
　自分の周りでは新しい動きが起きている．仕事では，別の部署の統括の方にウェブプログラミングの頼りにされた．統括とはとてもなれるものではない地位である．また，某NPOのウェブサイトをボランティアで親しい方と開発することになり，私は教える立場になる．そして，合唱団の尊敬する博士と師匠との3人で来月会食できることになった．出会いの春である．
　もっとこうしようと自分に課すことも努力の典型であるけれども，それは度が過ぎれば病的に直らなくなるだろう．悪い努力は人に自分を恐ろしく見せる．もし自分以外のことに関心を持つなら，努力の型は変わる．もっとこうしようではなくて，ここまでがんばってあとはお休み，このくらい人間らしいほうが警戒されずに済む．悪いモットーをもたないことだ．