ドラッグストアで卵や牛乳や納豆を買っている.薬である.キムチや蒟蒻ゼリーやヨーグルトも,薬である.ドラッグストアで売っている理由がある.私は食に対しあまり執着がなく,質より量を優先させている.サプリメントも食べている.DHAとGABAはときどき飲む.1回に1日量の半分くらい.ビタミンとミネラルもときどき食べる.ビタミンB群と亜鉛を狙う.脳のパフォーマンスが落ちてきたらDHA.翌日まで熟睡したいときはGABA.少し食べすぎたと思ったらビタミンB群.怪我や切り傷には亜鉛.飲む目的が決まっているので,効能どおりの効果が出る.
食事とサプリメントと薬の境界ってほとんどないようなもので.1日に口から体内に入れたものは悉く等しく消化を受ける.昔,脳の病に効く薬を飲んでいた時,剰りに効果が出るので,この薬はドーピングに当たるのではと悩んだことがあった.でも医師は,この薬を飲めるなんてラッキーで,飲むことにまで辿り着けた人は多くない.きちんと認められた正しい物質だから,何の負い目も感じる必要がない.そう言い切った.だからその薬は今でも愛飲しており,今でも毎日の充実の役を買っている.薬も食べ物,サプリと同じ.
本当は昭和の食卓のようなバランスの良いメニューの食事を毎日摂るべきなのだろう.サプリメントの包装にも載っている.でも,そんな食事は栄養が過剰になりがち.今私はそれに比べれば粗餐の日々で,まとまった食卓を囲むことは滅多にない.只単に,朝は摂らず,昼は脳の好きなものを,夜は腸の好きなものを摂るようにし,日中は好きなものを間食している.この規則を守っているので,体重は増えないし体型も細いままで,かといって仕事のパフォーマンスは悪くないと思う.この脳腸献立法は誰かにお勧めできる.
こうして食事とサプリメントと薬を区別しなくなってから,栄養科学で食事の風景を破壊的に革新できた気がする.本当に食べるべきものを食べている気がする.だから毎食口に入れるものに責任を持っているし,1日間,3日間,1週間のスパンで食べたものの栄養を概算し,バランスするように調整している.昨日はラーメンを食べたので,今日は朝と昼を控えよう,とか.食べることは生きることの楽しみの一つである.でも,健康はもっと上位の大切である.食べることに執着がないからこその栄養計算生活.私は確かに少し変わっているのだろう.

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