今年は残暑が涼しいらしい.雨が降るからだ.例年は9月になっても暑いけど,今年は30℃くらいで推移するので過ごしやすい.コロナ禍で外出の機会が少なくなり人間の活動が減ったので涼しくなったという人もいる.人間の活動で環境に変動を引き起こし雨が増えたという人もいる.ともかくこの残暑の気候は人間活動に由来するのである.自然は数式で予測できても人間活動は予測できない.そのように人間の知性は造られている.
ところでこの秋にすることを考えておきたい.10月半ばに電子書籍が納入される.その数100冊超.開発系の技術書が多い.また11月半ばにNature誌の自炊版が同じく納入される.これらの日を境に開発関連や科学技術の読書活動に勤しむようになるとして,その前である9月から何をしようかと考えておきたい.8月までに書斎の整理はほぼ終えた.喫緊の課題はやはり,読書を思うように進めたいという思いだ.
物事を創造するには基礎の理論を重視しなければである.ウェブや声楽で痛いほどわかったことだ.基礎がなければ応用できないのである.基礎がないままだと超絶的な能力で補填するしかなくなり,大変だしできにくいしで挫折しやすくなる.でも基礎が身につけば独自に生み出せるものが増え世界が広がり楽しくなる.基礎を習得するのは大変骨が折れる場合が多いがそれだけの価値はある.そして,いつ始めても遅くない.
秋の足取りは涼しい風と蝉声の鎮静によって知らされる.変化はいつも静かに起こる.私は今35歳で余命は65年を目標とする.だから今から始めるべきだ.やろうとすること目指すところに欠けている技術や知識を今から補充すれば,将来はもっと豊かになる.この秋は創造しようとすること以上に基礎を学ぼうとすることに重きを置き,作ってみようとする思いをより精緻に実現できるような力を蓄える時としたい.
