年金制度は今後確実に変更されるが,現時点で私が65歳から支給できる額を計算してみた.年額130万円ほど.月10万円はもらえる.今月の生活費がおそらく16万円程度に収まるので,月数万円の資産を持てていればかなり自由に暮らせる.65歳から100歳までの35年間,月数万円だから年80万円くらい用意すれば,つまり2,700万円の資産を65歳までに築ければ,悠々自適な老後が待っている.そういう計算結果である.
私は4,000万円の資産を築く必要はないのである.65歳で3,000万円,53歳で2,000万円,40歳で1,000万円.それくらいのペースで充分なのである.35歳の今を切り詰めて節約しなくたって,使って余ったお金で株式を買っていれば,65歳で3,000万円は充分貯まる額である.医療費は考えたほうがいいけど,入院しないように暮らせばいいだけのこと.老人ホームや介護施設の世話にならないよう健康を保てば良いのだ.
この計算は私が100歳まで存えることを想定している.65年後の社会や産業を見通すことは無理な相談.なんだろう,戦争や災害など未曾有のリスクを想定すべきかもしれない.しかしその場合は皆同じ.同じだけ苦しみ,同じだけ乏しく,同じだけ神さまに救われる.この街が65年後も存続していることは信じられる.教会も存続する.妻も友人も元気でいてくれると信じている.この計算は当てが外れると思うが,基本はなぞっていると信じている.
65歳で3,000万円と考えれば,殊更今を切り詰めなくて良い.それはずっとそうである.買いたいものは買って良く,贈りたいものは贈って良く,捧げたい時には捧げて良い.この街に越してきて確立した今の暮らしを続けていけば良い.特別贅沢はしていない.年に2回くらい妻と食事や宿泊し,年に2回くらい高価な買い物をするほか大きな出費は生じないが,充分豊かさを感じるこの暮らし.神さまありがとう.私は幸せです.
