コロナ禍で在宅勤務がふつうになったが,家での時間が充実しているとも言い難い.特にこの暑い夏場は例年通り半分何もしないで過ごしている.知的仕事とは疎遠なままに時間を使っている.これではもったいない.少し寒くなれば自ずと読書したり物を制作したり音楽に親しむようになる.だから秋はそれに適した季節だと言われているのだろう.秋以降の生産性は心配ないということか.しかし夏は考える余地がある.
まず書斎には冷房がなくタワー型扇風機で過ごしている.これは良くないかもしれない.送風音が結構大きく呼鈴が聞こえないほど.消費電力は小さいがそれだけ送風量が少ない.書斎を冷やせばもっと快適に物事に取り組めるかもしれないけど,温度を甘くみている自分である.このくらいの暑さに順応し少しやられるくらいでないと,という妙なこだわりを持っている.仕事の生産性を求めない職場柄,室温を侮っているのかもしれない.
また,今年に入って変わったことが多く,初めての秋を迎えることが多いのである.ヤマハのキーボードもiPad Air 4も電子書籍も,昨秋は書斎に無かった.少し勝手が分からないのが正直なところ.在宅仕事は昨年もあったし,昨年の記録を読み返そうと思うが,別に大したことをしてはいないだろう.この1年で仕事や趣味や活動が本格化した面があり,その分自分に疑いを持ったり技術の拙さを認識したりしている.
この暑さは9月終わりまで続くだろう.集中した意識がこの暑さに溶けそうになる.蝉は鳴くし喉は渇くし日照りは容赦ない.壁に掛かる麦わら帽を今夏は一度も被っていない.明日土曜は近所の庭園へ歩いて出かけようと思う.特筆するとしたらこの夏はかなり歩いた.測っていないけど10万歩は歩いている.食事を変えたことで身体は健康的になった.それだけでよしとするのもいいと思った.
