神さまから離れると,人間は悪くなる.奉仕してなんぼ,それが人生である.人のために働き,時間を費い,巡った挙句何も得ない.一方の人々は時間とお金を自分のものとし,自分のために悠々と使い切る.せっせと働く人々と,自分の所有を増し加える人々.どちらが偉いかと言えばしばしば後者だが,これは此岸的視野にすぎない.本当の賢者はしばしばただ奉仕する側に立つ人々,御心を守り神さまに喜ばれる人々であると思う.
この世では忙しさが標準的になり,自分の時間や個人の資産ばかりに心を砕き,時間とお金と自分に最も価値が払われる世界,これが此岸である.人のために動こうとか,市民のために労働しようとか,人の話をよく聞こうとか,そういう健気で堅実で柔和な人々がいることをしばしば考えない.第一線で頑張る人に焦点が当てられ,朗らかに緩やかに靭やかに生きている人は話題にも上らない.それがふつうになっている節がある.
自分の話しかせず自分しか興味がない人だってたくさんいる.指示命令されても依頼されても腰が重い人もたくさんいる.しかし,思いやりがあり身軽で誠実な人物もいるのである.そういう人を友として見つけた人は幸せである.そういう人が一人でもいれば,人生はすっかり楽しめるものになる.反対に,動かず自分中心に生きる人を身近に持つと大変で,いつもそうだとは限らないものの,メンタルを保つために工夫がいる.
神さまの御言葉を良く学びそれに従う喜び.これに勝る生き方はないのだから,隣人が思わしくない人でも,奉仕して生きるほうが優っている.自分の時間にすることは自分の好きなことであるから時間の浪費であり節約ではない.結局ひたすら自分のために生きるならそれは喜びの少ない生き方ではないか.思わしくない人に何を言われても耐え忍ぶ.自分は大した人物ではないから相手に敬意を払い尊重する.これができる人になりたい.
