買い物は難しい.買うお金はある.給与や金融資産に照らすとどんな物でも買えると考えられる.しかしそう考えない.使える金額は全資産の1%と月の給与を足した額が上限.それを超えてはならない.超えたことはない.随分贅沢ができる目安は月3万円が自由になれば良い.経験則である.週末にラーメンを食べに行ったり,使ってみたいと思っていたガジェットを入手したり,ファッションアイテムを買い足したり.そうやってきた.
でも,改めて買ってきたものを振り返ってみる.半分は使っていない.無駄が多い買い物をしているとわかる.自分の生活様式に馴染ませることに失敗したなら,どんなに優秀なアイテムも無駄である.ワイヤレスイヤホン,スキャナ,ペンタブ,マウスなどなど.高額だったからといって大事に使っていけるわけでもなく,ただ生活に馴染まなかった,ただそれだけの理由で押入の奥に肥されている.
物の点数を減らすのは善で,点数を絞ると組み合わせられる.絞れば自然とできる.ワードローブに掛かる服を35着から20着に減らすと,コーディネートがどんどんわいてきた.多すぎては思考が止まる.だから絞っておくことは善である.今仕事机の上が混雑しているのですっきりとさせたい.書斎で混んでいるのはこの仕事机だけ.どこがどうなればすっきりしたと感じられるか,少々の研究が必要だ.
物を買っても無駄にしてしまう.この経験を反省する.無駄にならないものを買うことは難しい.1日あたりで割っていくら使う計算になるかを考えるのも,物によっては意味が薄い.不要と判断したらフリマで売るのが簡単で正解な気がする.物で溢れてしまわないよう常に整理管理する.情報の管理も似ているだろう.でもまだ解には至っていない.解がある問題だと思うのでしばらく考えたい問題である.
