親しい人のPCが壊れた.どうやらOSが故障した様子.データ救出業者を探すとのこと.それを聞いてデータの環境作りって大事だなと思い,今までの私の経験から今最善と思われる環境作りについてメモしておきたい.総じて,マシンに依存しない保存環境というのがみそで,マシンが壊れても別のマシンでデータが見られるようにしておくのが最善だと私は考えている.
書斎ではデスクトップとiPad Air 4を使っている.居間には家族共用のデスクトップがある.その他のデバイスは私の管轄外.スマホはiPhone SEとPixel 5aを使っている.書斎のデスクトップは,データをクラウドと6TB HDDに3重保存している.クラウドに置いているデータはiPad Air 4からアクセスできる.また,64GBのUSBメモリを4本持っており,端末間のデータ移動に使っている.
なので,どれかのマシンだけにしかないデータは存在しない.必ず複数の保存先に冗長化している.予備の保存先である.これは大変重要な認識で,マシンを壊してしまった過去の苦い経験から編み出した方法でもある.どのデータも保存先は複数.これさえ守っていればデータの管理は難しくない.データ管理の要諦はデータを冗長化することにあるからだ.そうすれば安心して使っていられる.
結局,データ保存のコツはどんなデータも保存先を複数にすることに尽きる.外付けのSSDやHDDでも良いし,HDDアダプタ経由でのストレージでも良いし,NASでもクラウドでも良い.データは簡単に複製できるのが特徴なのだから,ひとつ壊れても別のところに同じものがある安心感を構築するのは難しくない.データ環境について考えてみるといいことが起こると思う.
