英語をもっと書けるようになりたいとそう思う.高校を転学したのでライティングの授業を取り損ね,無償で通った予備校や,英語の専門家に習う大学での講義では,いずれも高得点で終えた.しかし,今満足に英語を書けるかといえばそうでもない.読みや聞きはある程度満足している.外国語で書かれたメールやウェブサイトを普通に読んでいるし,わからないところは検索したり自動翻訳にかけられるので不自由はない.
英語を書きたい動機は,この部録の日本語くらいの水準で英語を書きたいと考えているためだ.この部録は日本語を自由に操るための訓練の意味も兼ねている.実際日本語を流暢に話せるようになったのも,この部録に記事を書き溜めてきたことが大きい.毎月日数を超える数の記事を書き連ね,自分の思想や技術を結実させ,読書から学び考え実践したことを記録するこの部録には大いに助かっている.
一時期英語でこの部録に記事を書こうとしたことがあった.しかし断念した.その日から数日後,英文法の総復習本を買い,読んでみた.私が学生の頃にはないほど便利な本だった.その本も長くは続かなかった.今改めて読もうと考えている.昨日も基本単語を4,500語復習できる本を買った.西洋文明の代表作家の名文を解釈する本も持っている.この3本立てで復習に充てていれば,英語を流暢に書けるようになるだろう.
英語の書き物を訓練する暁には,部録を外国向けに公開することもできるだろう.格調高い英文とインフォーマルな英語を両方使えれば,ビジネスに役立てられる.英語を普段の思考に使えれば,日本語をより理解しよりよく使えるだろう.そう考えて英語に時間を投資することは無駄がないと思った.高校で英検準1級に合格した私が英語を学び直す時が来たのだ,本当に英語を学び直す時期が.
