きょうは小さな取引が2件ある.1つは古く使わなくなったスマホ2台を下取りに出すべく,集荷の人に引き渡す.買取価格は2台で1万数千円.結構なお小遣いだ.お金のために売るのではなく,使わないので売るのだ.使わないものを書斎に置いても仕方ない.捨てるより売る方が少しの銭が入る.それゆえ売るのだ.初期化を済ませ箱に詰めたが,返却されないか自信がない.以前,初期化されていないとの理由で返却されたことがある.
もう1件はGUで注文した夏服を宅配ボックス経由で受け取る.服は買わないとこの部録で公言したが,服を買わないと買うものが本当になくなるので,少し買うことにした.少しとは少しの額であって少しの点数ではない.実際今回注文したのは7着だ.7着で7千円なのだ.金持ちは身なりにお金をかけないよう気をつけるそうだが,それならと真似してみるのである.街を歩いても派手さで目立たないよう溶け込みたいのである.
この2件で1万円以上のお金が動くのだが,私はもう高額だとも感じない.普通の取引.ちゃんと理由をもってやりとりしている.不要だから手放し,必要だから手に入れる.それが普通の取引だ.今までいかに普通の感覚で取引を行ってこなかったか.普通に行うことは,それを継続することは,実は経験が必要で難しいことなのかもしれない.無駄な取引をしないことが,これを習得することが,いかに難しいか.
私は資産1千万円を達成して,無駄な取引をしてきたことを知った.お金の使い方を覚えたので,これからは合理的に使っていける.繰り返すが,必要だから買い,不要だから手放す.ただそれだけだ.これを学ぶために10年費やしたが,本当に学べたので人生これからの数十年間を賢くお金と付き合えると思う.お金は交換券に過ぎない.必要だから払い,不要だから売る.それ以上のものでもそれ以下でもない.
