お金持ちになりたいとは思わない.なろうと思えば今からなれる.でも,そうは思わない.とはいえお金を使いたいとも思わない.だからお金は貯まってしまう.資産は積み上がってしまう.でも,結果としてお金持ちになるなら仕方ないが,お金を持ち過ぎていると感じたら行き渡るべきところに送りたい.そう考えて生活していたら,自分の人生の適正資産額が見えてきた.それは年齢によって設定している.
今は30代後半なので,1,000万円もあれば充分.40代の終わる頃に2,000万円,定年までに3,500万円あれば良い.老後はこの3,500万円を元に生活をスタートし,月13万円程度の年金で暮らし,資産にはできるだけ手をつけずに暮らす.質素な生活を希望している.定年までに3,500万円という額は,今のような調子で生活していれば自然と貯まってしまう額だ.そして,重要なことに,それ以上はいらないと感じる.
そう考えると,別に無理に投資しなくたってよく,無為に倹約する必要もなく,無駄遣いは抑えるにしても,今の暮らしが続けられることになる.私は買い置きするくらい今は余裕がある暮らしを送っているので,もし仕事を失っても買い置きしてきたもので暮らせば4年間は優に暮らせる.それくらいの余裕である.仕事の面でも生活の面でも,決して無理する必要がない.そういう調子である.
お金との付き合い方は難しい.状況に応じて計画が崩れるし,買い物で失敗することも多い.出ていくお金と入ってくるお金を把握しおかねばだし,投資額の推移や貯蓄額の状況をいつもチェックする必要もあると思っている.それが楽しいうちは続くのでいいが,関心を失ってしまったら,どうすれば資産を守れるだろうか.来年は資産を守ることを中心に考えていくのだろう.簡単に体得できることではないだろう.
