仕事で打ち合わせがあり,参加は私と女上司の2人の閉鎖的で打ち開けない環境.打ち合わせ後に身の危険を感じることとなった.悩んでしまったのだ.彼女の発言がよくわからないのだ.意味も意図も趣旨さえ掴めないのだ.今まで私の個人的障がいのせいであると私は割り切れていた.しかし,どうやらそれだけでない.私と彼女が全く反りが合わない関係であることは明らかであるが,どうやらその溝は思いのほか深い.
入社後しばらくは,社風を学ぶ意味で彼女の発言には従うようにしてきた.従えなくても,できる限り理解しようとし従うよう努めた.成長したと言われたこともあった.彼女がいわゆる賢い人であることがわかってきた.学歴や理数系の知識はだめなようだが,国語力でカバーしてきたキャリアを感じるものだった.しかし,そのだめなところ,つまり彼女の短所が,私を悩み苦しませることが次第に増えていった.
きょうは夜入浴中に湯船で考え込んでしまった.統計学の話,データの扱いの話,役割と範囲の話.ずっと考え込んで1時間経過していた.風呂から上がると立ち眩みで死ぬかとの思いをした.寝巻きに着替えた今も,私は悩んでいる.もし来年度新しい同僚が入らなければ,転職を考えようとも思っている.ただ,私の管掌業務は私にしかできない属人的なものが多いので,勝手なことはできないけれども.
知識が増えると,思考の質も量も増える.だから,悩んでしまえばいくらでも多く,いくらでもいろいろと悩み続けられる.それが若い時なら良い.でも,だんだん歳をとるといかに悩まずに生きられるかの方が重要だと感じる.残された時間が短くなった分,悩みすぎるのはむしろ危険だからだ.抜け出られなくなるほど悩めるからだ.できるだけ悩まないように仕事に取り掛かる.仕事の生産性を上げる目的のひとつだ.
