老後の生活を想像してみる.66歳,定年して1年目.なんとかWEBプログラマとしてずっと勤め上げ,今は平日も毎日が日曜日.月曜は若い時に買っておいた文学文庫を読書.火曜は恩師にお世話になった合唱団.水曜から金曜はボランティアに勤しみ,土曜は部録の執筆やWEB制作.日曜は礼拝.そんな毎日が過ぎる中,死ぬまでに何か成し遂げたいことの核を固めつつある.後悔しない人生.それはまだ短くない.
資産は結局2,000万円弱ある.若い時投資していた銘柄が2.3倍になっていて,評価額が2,000万円になっている.売り払うことも考えているが,人生はまだ長いので,売らずに持っていたいと思う.2,000万円という額は自分にぴったりで,多すぎず少なすぎない,いい感じの資産だと思う.年金は毎月14万円.家賃は既に妻が払い終えていて,固定資産税と管理費の支払いが毎月4万円かかっている.でも妻が払ってくれている.
この街には全国的にも大きい図書館があり,学生時代に修めた図書館情報学の恩恵を今も受けている.毎日新しい本に出会うため,山や谷を越えて図書館まで歩くので,運動は欠かさない.健康面は特に問題ない.障がいの薬物治療は40代後半で終了し,今はサプリを数錠利用しているだけだ.睡眠は相変わらず深い.起床は朝早くなったが,それはそれで気持ち良い.寝る時間も早い.妻は相変わらず深夜まで起きている.
という感じだ.この生活ができていれば,私は満足する.なので,この描像から逆算して今の生活を構えれば良いことになる.結局,これ以上投資を頑張る必要はあまりない.転職もしなくて良い.健康を保つのは重要で,合唱団やボランティアや教会は生活の核となる.新しいことを始めるのもいいけど,態々そうしなくても幸せな人生になる.そういうわけだから,今の生活を肯定しきって良いことを証明できた.
