最近の関心と必要について.私は毎年1つ新しい役割を引き受けている.昨年はあるNPO法人のITアドバイザーを拝命した.2年前は合唱団員になった.3年前はボランティアを始めた.そんな今年は教会の社会委員になった.先日仙台での打ち合わせに参加した.私が会報を編集することになり,昨日早速パワポでレイアウトを作成,執筆者にPDFで送付した.そろそろ原稿が集まるので忙しくなる.
マタイ受難曲のアリアを歌う会にも出演する.イエスがパンと盃を分け与える場面.私はスライド担当でもあり,ドイツ語の詞に和文を対照させたスライドを作成する.作成のために1日有給休暇を取得した.なかなか時間を必要とすることだからだ.自分が歌うアリアの楽譜を印刷製本して手元に準備する必要もある.練習の時間として休んでも良い.教会で行われるので,会社でボランティア休暇が取れるか訊いてみたい.
先述の社会委員会では,読書発表が行われる.本や映画をみて語る会である.そこで私は貧困,多様性,マイノリティに焦点を当て,書籍を6冊購入し,いくつか読み始めた.そのうちマックス・ウェーバーは「神と富とに兼ね仕えることはできない」という命題を超克したので近代経済学の父と呼ばれるようになった経緯を知った.別の文献からは,貧乏な人のお金の使い方が一般より特殊だということも知った.
私は歩くのは早いが,読むのが早くない.しかし最近の読書は実りがある.内容の定着が図れてきたから.思考の中身も空疎なものではなくなってきた.30代の読書は40代に重みのある思考を獲得するための準備だという.今はまだ空疎でも良いから,多くの考え方に触れ,仮にでも命題をつなげ,ひとつをとにかく深く理解することも重要かも知れない.そのために今の活動範囲を十二分に活かしていきたい.
