精神疲労の原因が糖質であると最近はっきりしてきた.パンを食べた日や丼ものを食べた日は脳裏に残渣が溜まったような疲労を覚える.尤も,この残渣感に「疲労」と名づけて生きている人がどれほどいるかわからない.だから,本当はこの残渣感を持っていてもそれが疲労だと感じない人は多いとも思う.というのは,タンパク質中心の生活を始めてみてようやく初めて,疲労知らずの暮らしを知るのであるから.
疲労がない暮らしを始める前は,当たり前のように朝パンを食べ,昼麺を食べ,夜にはご飯を食べていた.いつも疲れていたけど,まさか食事に改善点があるなんて思いもしなかった.もっと外側に理由を探していた,仕事,人間関係,将来の不安などなど.でも今なら断言できる.原因は糖質中心の食生活である.タンパク質中心に切り替え,ビタミンとミネラルを忘れずに食べていれば,疲れなど無いに等しく暮らせる.
日本人に鬱傾向の人が多く,人間関係に疲れている人が多いのは,米食中心だからではと私は訝っている.いつも疲れている人は,食生活が糖質過多であるとみて良いと思うのだ.日本を代表する穀物だから,TVや新聞などでは大々的には言えない.けれど,白米が私たち日本人の精神を蝕んでいることは明白であるように思う.この文章を読んだ方は,今日からお米を食べないように暮らしてみてほしい.きっと変わるだろう.
砂糖,小麦,白米.どの国でも長らく主食としてきた食べ物だ.全く断つことはするべきでないので,毎日少しは口にする.だから少しは必要である.でも,これら糖質を中心として食生活を構成すると危険であり,それだけでなく社会保障費を食い潰す原因にもなる.国家財政のためにも糖質を控えるべきだといえる.今私は夜だが少しも疲労感なく爽快である.それもそのはず,糖質をほとんど食べなかった日なのである.
