今勉強したい学問.社会人10年目の今,学生時代は取り組めなかった学問にもう一度還ってみたいと思うようになった.数学や科学は学生時代によく読んだので満足している面が大きいけど,それ以外の人生経験が必要な学問について,深め始めるなら今だと思っている.36歳の今なら本と対峙できるだろう.読んだ知識を生活に活かせるだろう.今が一番の学びどき.以下の5つを修めてみたい.
1.栄養学
高校生の頃から関心があった.今思えば,当時最も関心があった学問だった.もし当時栄養学を専攻したいとなっていたら,栄養士になって勤めていたかもしれない.それくらい思い入れがあるし今もそうだ.図書館で最新の栄養学の本をみてきたが,成分表のほか生化学や運動理論,健康科学も含まれ,生涯役に立ちそうな知識が網羅されていた.気づいたらその本で学んでみようかと思っている.
2.免疫学
コロナ禍で最も有用だった知識が免疫学だ.市井の人に解説する機会が多かったことか.その度に自分でも深く知っているのでは無いことを痛感させられ,いつか分厚い参考書を読破できるくらい理解してやろうと考えるようになった.大学院生の時,巨大な分厚い免疫学の本を読破はしているが,残っている知識が偏っているので,もう一度その本にあたり知識を確かなものにしたいと思っている.
3.社会学
教会の社会委員になり,社会学の本を買って読んでいる.いわゆる社会問題に触れると,学問的観点の不足に苦渋することがある.その時に既にその道の専門家となっている人の知見が染み込むほど役に立つ.どんな視点に立てば良いかわかるからだ.マイノリティ問題やダイバーシティの理論,貧困に私は今関心がある.それぞれ専門家の本を揃えたので,気がついたら読んでいきたいと思っている.
4.経済学
社会に出るまで経済学の必要性を感じられず,ずっと疎遠に生きてきた.しかし,最近お金について勉強するうち,経済学の面白さに片足嵌るようになった.日本の経済学はつまらないけど,欧米のそれは頗る面白い.特に聖書との関連で築かれた経済理論は,社会の歪みや悩みに解決の端緒を提供していてかっこいい.ノーベル賞を取るような経済学者の本をこれから読んでいきたいと思っている.
5.ドイツ文学
文学を読み始めた.今の印象では,フランスでもアメリカでもなく,ドイツの文学に親しみを感じる.トーマス・マン,リルケ,ショーペンハウアーあたりを読んでいる.いずれも私がティーンズの頃に嵌ったヘッセ,ニーチェ,ウィトゲンシュタインと同じ空気を感じる.自分の半生に馴染む本ということだ.これからはロシア,ラテンアメリカ,スペインも含め,世界を読み広げたいと思っている.
