仕事に満足している場合ではないと気がついた.今から考え抜く30代を過ごしたい.現状に留まる生き方も確かにあるけれども,今の職業ではもっと突き抜けることができるし,ある程度はそうすることが求められる.技術的には飽和に達しているけど,その技術を活かすための周辺技能には充分習熟していない自分がいる.もっと色々なスキルが身についていないと,これから30年間も働くのは辛いばかりだと聞こえる.
30年間の労働で求められることは何かと逆算すると,実に多くの課題があることに気がつく.話を理解する能力,聞き覚える能力,また話をする発話能力,論理的に意見を述べる能力,そうしたコミュニケーション技術が不足していると,持っているものも全く活きずに終わる.せっかく勉強した専門知識が,誰にも知られず捨てられる運命を辿ってしまう.これからもWEB制作を仕事にするには,今のままではいけない.
音楽を聴いたり文学に親しんだりすることは無駄ではない.気分を変えられるし,辛いことも包んでくれる.考える材料になり,悪い考えを跳ね除けてもくれる.無駄ではない.だから,これからもこれら趣味を続ける傍ら,仕事に活きる考察を準備展開する必要を感じる.生きることの半分は労働である.労働をもっと充実させうまく立ち回れれば,より強い幸福を獲得でき,それを享受できるかもしれない.
これが誤った考えだということも薄々わかっている.もっと幸せになりたいとの願いは,欲をいや増すだけで神さまに失礼であるとも思う.でも,これからを生きる指針として最も健全で相応しいとも思ってしまう.仕事に満足せず,現状維持に回らず,常に挑戦,常に自己改革.そう思って空回りするのはカッコ悪いので,問題意識を適度に持つくらいにして,どこかにヒントがないか常日頃アンテナを張っておきたい.
