昼過ぎから耳鳴りがしたので午後は休憩した.データの複製作業をしたので勤務時間には計上できる.無理をしないよう言われているので大丈夫かと.休憩したのは昨年夏のストレス性感冒以来.夏の初めは毎年体調がうまくとりにくい気がする.ストレスが重なると心身に影響が出るが,私はストレスには強いほうだと思う.でも,実際はそうでもないのかも知れず,上司の注意や小言で心害を引きずることはよくある.
上司も悪人ではない.休憩は尊重してくれる.詳しく書かないがご自身も健康上の課題で困っているそうだ.なので,無理しないで働ける環境にはなっていて,残業はできるだけ防いでくれるし,休憩時間や退勤後に電話が来ることは一切ない.労働環境は良好であり,私の今まで経験したどの職場よりまともであり,その点でも上司はちゃんとした人だ.私に仕事を振ってくれる.私にしかできない仕事である.
誰にでも肯定しがたい性質はある.自分にとって完全に好ましい人間なんていない.だから目を瞑るか受け止めて,おおらかに対応することが求められる.私とて完全ではないので,誰かにとって嫌な面を見せているだろうけど,人によって見える私の顔は違うのだろうから,直すことはしない.人から言われて直すことは原理的にできない.自分を変えられるのは自分でも誰かでもない.神さまだけ.
私はそう変われないので,神さまに変えてもらうべく,毎週の日曜礼拝に顔を出すのだけど,週の中程に来ると礼拝での説教のほとんどを忘れている.しかし,教会へ行きたいという憧れが生じる.キリストイエス,助けてください!と.これらは些細な心の動きである.けれど,自分で抱えるのではなく神さまに委ねることを覚えただけでも人生はからっと晴れる.耳鳴りは続いている.でも心は上向いてきた.
