今仕事は閑散期.3月頃から7月までイベントの仕事で必死だったが,今は1日が緩い.仕事のタスクは2〜3件.余裕をもって取り組める.1件終わったら30分休憩することもよくある.在宅の日は休憩として寝室のベッドに横になったり,軽く散歩に出かけることもある.昼休みは書斎のポエングに座ってほぼ毎日眠っている.仕事中もYouTubeで音楽をかけている.バッハやヘンデルなど古典派のピアノ曲が多い.
収入が低くても何も文句はない.そもそも私はアルバイトで生計を立てて生きようとしていた人間だ.つまり月に20万円の収入さえ望まなかった.家賃つまりローンは妻が負担してくれており,私の財政は実家に暮らしているようなもの.毎月二十数万円の手取りはいつも余るので半分近くは毎月投資している.たまに大きな買い物があっても節約できるので何とかなる.最高の家を選んでもくれた妻には頭が上がらない.
私は仕事を生きがいにしていない.余暇や趣味の方を優先している.だから仕事で大きな成果を挙げようと努力はしない.与えられた仕事を淡々と仕上げ,それを以て労働の義務を果たすことが働くことだと捉えている.働くことにどんな意味を与えるかは自由なので,私のように国民の義務を果たすことだとミニマルに捉えたって誰からも文句をつけられない.仕事で成果を挙げたい人を見ても,別に何とも思わない.
人生の生きがいを何に求めているかといえば,真理と美である.真実を探究すること,そして美しい作品を残すこと,これらは長く続いて身に染み込んでいる意味だ.神さまが創ったこの世界のものを少しでも知り,組み合わせて美しいものを作ることは喜びだ.富や名誉などこの世の栄光を求めるのではない生き方である.この世の価値より神さまの価値に重きを置く生き方は,より自由で軽快で恵まれた生き方だ.
