英語圏の本には興味深いタイトルが多い.古典はよく知らないけど,Nature誌のブックレビューには,タイトルと紹介文だけ読んでぜひ手に取ってみたいと思うペーパーバックが実に多い.その情報で実際に購入した本はまだ1冊に過ぎないけど,もし読む余裕が生まれたら,ぜひ買って読んでみたい.本を買い過ぎて本棚の肥やしになっているので,今は控えているけど,いずれ英語圏の本もふつうに読みたい.
昨年解体したNature誌2年分の一部を今読んでいる.もう200ページは読んで処分した.雑誌なので,さまざまなコーナーがあり,私が読んだのは目次とキャリア欄.ニュースページやコメントページ,研究紹介に今週のハイライトなど,珍しい写真や驚くほど工夫されたイラストが配された,さすが世界の冠たる学術雑誌,読ませるし飽きさせない.なので,この1週間でどんどん読み進められたし処分も進んだ.
英語に対する自信はあまりない.読み書きも聞く話すも,ある程度できる.日常会話なら用を足せると思う.英語を学習する動機が,自信をつけたいから,ではいけないと思っている.英語に自信がついたら自信過剰になってしまわないか,ネイティブでもないし海外旅行にも行ったことないのに自信なんて持てるのか.持てないと思うべきだ.それが人間的に正しい.なので,好きに読むことにしている.
これから英語学習をいくら頑張っても,英語に自信は持てない.根拠のない自信は私は危ういと思っている.なので,お金や時間を割くことはあまりしたくないけど,英語でしか読めない情報や作品は積極的に読んでいきたい.つまり私が求めているのは実用的な英語であり,表現したい時に表現できるくらいの英語力である.それを鍛える地道な努力が実を結ぶ機会として,ペーパーバックを読むのである.
