お金をあまりたくさん持っていたくないという思いがある.なぜかといえば,使う目的が持てないからだ.欲しい物はないし,活動や趣味としてやりたいことにはお金が追加でかからない.今持っている物で良いのだ.それは今まで買い揃えてきたからである.昨年など,お金を使わねばならないことが強迫観念になっていた時期があり,服や本やガジェットに散財したが,効果も何も意味がなかったと反省している.
お金を持ちたくない,持つべきでないという思いと,お金を無駄に使いたくないとの思いが共存する今の状態は,うまく言い表せない.お金を使いたくないだけかもしれないし,お金を稼ぐことから逃げたいのかもしれない.でも,この思いは,じきに悩みになる恐れが高い.お金をある程度持っていたいが多くは持ちたくない.増やしたくなく,ほどほどの資産を持っていたい.この按配を探っている段階だ.
この人生,お金持ちにならないと決心している.また,家族の世話になるほど貧乏になってはいけないとも思う.妻と財布を分けているが,妻にお金を借りることは絶対しないということだ.自分の生活は自分の財布から賄う,この思いがあるのである程度は持ちたい.でも,大金を持つような暮らしは絶対にしたくないのだ.そのちょうど良い金額が定まれば,この思い悩みは満足するのかもしれない.
40歳で500万円,45歳で750万円,50歳で1,000万円というように,1年で50万円増やすくらいがちょうどいい感じはする.でも,これに及ばなくたっていいと考えている.1ヶ月4万円残すのは簡単なこと.このくらいの生活は自分には割と裕福に感じる.この水準のままで暮らして全然良い.目安を定めておけば,いつも参照できるので,調整も利く.万一貧しくなっても生活費を調節するだけの話しだろう.
