年末の今週は,1度も買い物せずに暮らそうと考えている.欲しい物がないからだ.なぜ欲しい物がないのか.いくつか理由があるので紹介する.無理に物を買わなくて良いし,無理に買う物を考え出さなくて良い,と考えるようになってから,以下の理由がますます強化され,今年の支出は去年の半分に収まった.経済を回すために支出することはノーブレスオブリージュであり,私のような庶民には該当しない.
1.すべて持っているから
必要な物はすべて持っている.充分過ぎるほど持っている物もある.服,歯ブラシ,特定ジャンルの本なんかがそうだ.仕事や趣味など活動するための物も,既に持っている.新たに買う必要がない.買い足す必要もない.生活に必要な物を買っておけば,いずれこのような境地に達するだろう.
2.生活がシンプルだから
質素な生活を好んでいる.食事も贅沢は嫌いだ.夜更かしも朝寝坊も滅多にしない.生活が安定すると,無用な支出がなくなる.持つ物を決めておくと,物を増やすことがなくなる.限られた物を少なく持って暮らせば,ストレスも減って余裕が持てるうえ,本当にやりたいことを取り組める.
3.買い物が嫌いだから
買うという行為が嫌だ.今まで買い物に失敗してきた経験がある.今でも買い物はうまくない.事前に調べて頭を悩ませることが楽しくない.物なんかできれば買わずに済ませたい.買い方が決まっていれば良いが,店や時期で変わるので,そうもいかない.店側の意図を考えるのも嫌なのだ.
4.多く持ちたくないから
少ない持ち物で暮らしたい.持ちきれないほど持っていると,何を持っているか把握できず,物が増える一方になる.できるだけ買わず,持たず,何を持っているか把握できるくらいの物で暮らしたい.持ち物をすべて意図して持つことにするだけで,生活の質がぐんと上がることを実感している.
5.満足しているから
生活に満足している.不満がなく,ストレスも少ない.いつ死んでも良い人生だったと思える,そんな思いでもう2年以上暮らせている.自分に満足している.妻をはじめ家族にも感謝している.職場で嫌なことはあるが,概して同僚には感謝している.そのおかげか物を持ちたいと思わない.
