きょうは出勤日.仕事に関する吹き溜まりが,副室長の言葉でふと解消した.通る提案の仕方を学んでみたら,という言葉だ.副室長は私のことをよく考えてくれていた,その上での言葉だった.そう,私が仕事で悩んでいたのは,私が仕事で効力感が得られないためで,ではどうすれば効力感を得られるかといえば,まず私の提案が通ることである,と副室長は洞察した.今はまだ少しも効力が得られていない.
私の提案が通るようになれば,提案に対し私に責任が発生し,仕事に重さと楽しさが加わる.しかし,今のように上司が全て決め,私は指示通りに作るだけという働き方では,私は仕事が軽いわりにいつまでも楽しくならない.この天秤について,どちらが正解ということはない.今のように技術職としてサポートする仕事は頻々入ってくるから,それを甲斐に働くのでも良い.副室長はその上で忠告してくれた.
私は今の働き方でも別に良いと思っていた.給料も満足できる額で,増額されなくても定年まで働ければそれはそれで良いと今も思っている.私の技術は同僚でも持っている人がいないものなので,重宝される場合が多く,それはそれで良いと今も思っている.なので,実は広報の仕事で提案し活動することはあまり本意ではない.だから今の職場条件を仕方なく飲んでいた.それはそれで良い,と.
副室長の忠告は,私を変える可能性がある.今後広報の仕事において私の影響力が増す可能性がある.しかし,今の私にとってそれは本意ではない.上司が率先して制作案を指示し,私はそれをその通りに作る.そんな働き方だって感謝すべきことだ.では何が私は不満だったのか.これを深く考えていなかった可能性がある.私は上司の,働き方の,職場環境の,何が不満なのだろう.改めて問いたい.
