働き方をミニマルにすることを考えている.生き方を丸ごとミニマルにする上で,最後の難関が仕事なのだ.何においても,シンプルにすることで幸せが増えることは確かなので,今まで持ち物や資産や健康について,できるだけミニマルになるように工夫してきた.生活でまだミニマルでないところは,情報知識と働き方である.情報知識は範囲を決めれば良い.それは大体決めた.残るは働き方だけだ.
情報知識については,年始に実家から持ち帰った本と,今書斎に並んでいる本のほか,広げないことにした.YouTubeやウェブを楽しむことはする.新しい情報サービスも試すだろう.情報を浴びる快楽は日常になった.だが,無闇に多くの周辺領域に手を伸ばすのではなく,いくつかの方向を進んだ方が良く,そのいくつかをひとつに束ねる方法で伸ばすことが重要だと考えるようになった.私の頭はひとつだから.
この考え方は働き方にも役に立つ.得た情報知識を仕事と別に得たと捉えるのではなく,ひとつに束ねることを考えるのだ.私の身体はひとつしかない.別の活動をする私は一人の人間である.ならば,いくつかの活動をしているのではなく,ひとつの一貫した活動をする私がいるだけなのだ.重要なのは一貫性だ.従事している別の活動同士を繋げるアイデアを持つべきなのだ.私の活動を束ねるアイデアだ.
私はたくさんの活動をばらばらにして行っている.ひとつひとつは重要で珍しいことであっても,それぞれが細切れになっている.それらを行っている私は,一貫性のある私ではない.繋げる理由がない活動同士を繋げ,ばらばらになっている活動同士を束ねる.今,私はいろいろに活動しているわりに,何かが得られていない.欠けている.一貫したストーリーを私は語り紡ぐべきだ.ひとつになれば私はミニマルになれる.
