インデックス投資を始めて1年になる.NISAの拡充が話題になっているが,20%の非課税を計算しても,生涯で高々200万円程度の得で収まると思う.200万円を大きくみるか僅かとみるかの違いは人それぞれだと思うが,私の米国株式保有銘柄が今年に入って100万円戻しているところから,私は生涯で200万円程度は少ないと感じる.情報収集や勉強に費やす時間のほうが高くつく.投資先として疑問も感じる.
投資をしていると時間のコストを考えるようになる.その時間があれば増やせる資産を考えられるからだ.時間を買うという概念も獲得する.投資をすると時間を大切にするようになるのだ.暇は最高の贅沢だと思う.退屈ほど支払っているお金は高くつく.何もしていない時間,何も稼げていない時間は,最高の贅沢である.退屈を避けて稼ごうとする方が簡単なくらいだ.私は暇を非常に貴重なものと考えている.
投資して増やすなら,数百万円の利益ではなく,数千万円以上の利益を狙いたい.そうでなければ,お金は使った方がいい.最近は特にそう考えるようになっている.倍になるような投資なら投資する価値があるが,そうでなければ投資などに時間の資源を費やしたくない.投資はできるならやりたくない.元金が簡単に減るし,市場から勝ち逃げするしか退場の方法はない.増やせるという魔力が動機の全てなので虚しい.
投資しなければ,堅実に貯金し節約するしかない.それをしなくて良いと思えるのがインデックス投資の良さのひとつではある.インデックス投資をしつつ節約貯金するなら,資産形成の機会を分散できるので,節約貯金を毎月無理して実行しなくて良いと思える.今月は資格やPDF自炊やキーボードにすでに7万円使った.使わないより有益に使う道を考えた方が,人生に広がりが生まれて豊かになれる気がしている.
