サイコロジー・オブ・マネー(モーガン・ハウセル著)を読み始めた.お金について,随分勉強してきたが,やはり再び1,000万円を何とか持ちたいと思うようになった.2年前に資産1,000万円を達成した時のあの恐怖を克服したいため,もっとお金について勉強し,資産を持つ覚悟を得たいと思った.所詮働く目的は財産を増やすために過ぎない.そうでなければ私は健康のための最低限の仕事で満足できる.
冒頭の本を,お金ってこういうものだ,と捉えるために読んでおけば,もう他にお金の本を多く読まなくても充分であると思う.読んだ後は実践を続けるだけだ.学んだ後の実行が,学ぶことの10倍以上は大変である.学んだだけでなく,実践こそが資産を築くのだ.だから,資産を持つことは,努力を継続した証であると思える.これは高額の資産を持つ恐怖を消せる構えのひとつであると感じられる.
お金についてあえて学ぶ人はきっと社会人の半分もいない.そして,学んだことを実践する人は学んだ人の半数くらいで,継続するほどさらに減っていく.資産を築くとは,そういう世界である.みんなやっているという認識では続かない世界なのだ.だから人と異なる生き方を選べるだけで資産構築は有利だ.私は2割を募金献金に使うことを変えたくないと考えているので,かなり余裕のある構えである.
老後にやりたいことといえば,執筆講演と合唱と散歩を今は考えている.やりたいことはしっかり持っている.そのために必要な資産は2,000万円もあれば賄える.だから,無理して稼がなくてもいいし,もっとハードに働かなくていいし,適度に休んで余暇を楽しんで,家庭円満で信仰生活を過ごせれば,充分達成できる目標だ.現実的な目標が立った.私の残りの生き方が具体性を持つきっかけになるだろう.
