進むには考えなきゃいけない.最近,キリスト教を捉え直そうと勉強を始めたのだが,その勉強とやらがちと苦しい.面白いが,内容があり過ぎて,私の柔な精神では消化しきれない.読むべき本がたくさん見えてきて,読書は嫌いではないが,ずっと読んでいるのも難なんだなと思う.おまけにスローリーディングを実践したく,本の読み方の基本を学び直したく思っている.要は本から多くを得ようと,教養に飢えてきた.
自分で考える時間を毎日1時間作り,それを1ヶ月続ければ,どんな壁も突破でき,1年続ければ人生に楽しみが増える.この方法論を実践したく,今この部録もただ考えるためだけの時間を作って書いている.私もこの部録を数年続けてきて,思考の幅が広がったと思っていて,今後も続けたい習慣になった.部録を書く時間は自分の根幹を鍛える時間になっている.この部録に記事を書くこと自体は苦しくもない.何も考えず書ける.
自分が取り入れることを文にしないと,自分が何を取り入れたのかわからなくなる.体験や情報知識は文にしないと経験にならない.だからこの部録は大層役立っていて,自分が今どんな人生を生きているか参照でき,非常に重要で役立つツールになっている.件の方法論の提唱者によれば,毎日1時間考える時間を作っている人は日本人の1%以下しかいないそうだ.だから何をするにせよ,この習慣は少数派になり希少性を得られる.
今日は読むべき文献を多く抱えていること,そしてこの部録に記事を書く時間を毎日1時間確保することを書いた.何がしたいかという問題について,どうやって働きたいかというより,どんな価値観を持つ人になりたいかに関心がある.労働は嫌いではない仕事だし,ストレスなく軽いと感じるので,もう充分恵まれていると思う.その上の次元,どんな人でありたいか,そこを鍛える時間を毎日確保できるのは更なる恵みである.
