効用を重視するようにしている.買い物が終わったと先月宣言したが,終わったと決めず,今月も物を買っている.買わないと決めるのは人間の本性から考えてよろしくないと思った.というのも,何のために労働しているかといえば,人格形成のためが最大理由だが,では報酬を何のためにもらっているかと問えば答えになっていない.無報酬で良くなる.報酬をもらうからには使わねばならず,効用を増すために使うというわけだ.
今月は4K27インチのモニタ,Magic Trackpad,Sonosのスピーカー,クランプ式収納を買った.残りはIKEAに1回行くくらいで止める.有効に月収を財に変えることができていると思う.来月は,買う物を調べているが,左手デバイスくらいしか今は見つかっていない.先の話になるから悠長にいようと思う.書籍の購入は相変わらず電子と紙で数千円ずつ買っていて,今月は計4冊買った.買いたい本は順調でストックが多い.
効用というので,使うことを重視している.使うには時間がいる.つまり時間をかけている.本は読む時間,それもゆっくり読み,他の本を参照し,読むのを止めて思考し,身近な課題の参考にし,総じて自分の教養にする,という過程を読書の効用だと捉えている.過去の賢人たちについて,大体当たりがついており,代表作を1冊は保有している.宛ら小さな図書館だ.いつでも精神を活気づけられるし,大の源である聖書もある.
教養を高めたい.これが効用の意味するところだ.人生には今の年齢に相応しい教養がある.知らないでは済まされない,わけではないが,立場上弁えた方が関係が向上する,という種類の認識や振る舞いがある.私の職場においても教会の役員メンバーとしてもその他の場でも,最近それがはっきりしてきた.私が教養をつければ,それらの人たちのためになる.私が向上すれば多くの人を資する.それが効用の経済効果である.
