診療所へ行くのが楽しみだと感じている.もうこの3年くらいそう思っている.診療は2ヶ月に1度で,その日を楽しみに日々働いている感じもある.それで考えた.なぜ診療所へ行くのが楽しみなのか,何が楽しみだと感じさせるのか.その要因を分解できれば,普段のアフターファイブや休日にその要因を満たす行動をとることで,生活の楽しみが増幅できるだろうと.そこで,なぜ診療所へ行くのが楽しみなのか,考えてみた.
まず,服を着て街に出る機会だということ.診療所は隣駅の繁華街にある.全国でも有数の巨大駅で若者が多く,どのショップもトレンドを先取りしている.そんな街に,自分の好きなファッションで赴けるのだ,通行人のひとりとして溶け込めるのは私の若い時からの幸せである.そうなるとつまり,人の多い街に好きな格好で歩きに行けることが私の楽しみのひとつであることがわかる.ファッション欲を満たせる行動だというわけだ.
また別に,自分の体調の改善がわかるということもある.今は体調が安定しており,症状が寛解して1年は経つ.18歳での初診以来,自分の体調を感覚し観察することはすでに身についている.若くして患ったおかげで,健康を大切に生活している.睡眠・運動・栄養を,おそらく普通の基準よりも高度に調節して生きている.ここから,健康を確認できることが楽しみだということになる.体重や睡眠を計測し始めたのは良い行動だ.
最後に,夜に店に立ち寄れることがある.診療所の前後にショップに立ち寄っている.私は普段あまり夜は出歩かない.しかし,学生時代は夜行性で,深夜に都内を徘徊していた人だ.その興奮が,夜出歩くだけで活性化する.健康管理には悪いが,楽しいことは確かだ.また,お店で好きな物を見ることはやはり楽しい.財布には良くないが,買わなければいいだけのこと.刺激を得るのは楽しい.以上の点で平日を楽しくできる.
