私は結婚しているが,子がいない.妻も作るつもりはないと言って結婚したし,私も子を育てる自信がない.なので,今後も子を持たない.それで,この長生きリスクが現実になる時代にあって,子がいないのでお金の問題を抱えることになるだろう.65歳でiDeCoが1千万円になるとはいえ,私は95歳まで生きられる試算なので,30年間をどのように生きていくのか,今から考えても仕方ないけど,覚悟はしておきたいと思っている.
あと30年近くは働けて収入が得られる.それは妻も同じだ.年金も月10万円と少し,私の分だけでもらえる.高齢になると支出が減るといわれており,老後のために備える若い人も,今のその若い年齢と同じくらい支出するとの想定ではなく,支出の減少を見越して細く長く生きるために備えている.今の物価だと月14万円くらいあれば老後は暮らせると思う.1千万円を10年以上持たせられるかが焦点で,これをクリアできれば楽である.
私も老後問題で言われるように,おそらく妻に依存せず個人で2千万円を持てる,そんなペースで生活している.65歳で2千万円.80歳くらいまで清掃やスーパーなどのアルバイトをしたいと思う.すると,15〜20年を年金と老後資金2千万円で暮らせるかという問題になる.だいぶクリアできるのではないかと今は構えている.今特に欲しい物はないし,高額な支出が必要な出来事もない.今くらいの支出で充分満足して暮らしている.
つまり,今の職場にいる限り,お金の心配は生じない.仮に失職しても,今くらいか少しだけ少ない程度の収入が得られれば,今と同様にお金について心配しなくて良い.考えたくないが,妻が私より早く召天しても,保険などいくらか入るので,今1人で何でも身の回りを世話しているので生活の心配はない.妻に先立たれるのは寂しい.妻のために何かできることをすることが,今できる人生を豊かにする方法なのかもしれない.
