シバイヌという暗号通貨がある.略号はSHIB.1年くらい前に,122万シバイヌ購入し,ずっと保有していた.すると,この1週間で暴騰し,なんと3倍になった.122万シバイヌは日本円にすると1,500円程度なので,それが5千円になったのだ.そのくらいの規模なのだが,私にとっては投資への次のステージを考えるきっかけとなった.そう,買い物に飽きた今,もう一度投資に取り組んでみようと思えるようになったのだ.
もうひとつのきっかけは,SNSで流れてきたさくらインターネットのテンバガーのニュースだった.5年前,私はさくらインを600円で700株保有していた.42万円相当である.しかし,1年後だったかに700円くらいの値で売ってしまった.もちろん7万円くらいの利益が出たので満足していたが,今まで保有していたら500万円になっていたのである.いくら未来のテクノロジ業界に詳しくても,株価が熟すまで待たなくてはとの教訓を得た.
そこで私は,儲けの遅く出口戦略の難しいインデックス投資を,iDeCoだけで行うことにする.そして,その分の資金で株式を買い続けることに決めた.今3,000株持っているある会社を買い増し続け,数倍になるまで保有し,数倍になった時点で売却する.一方でSOXSが2ドルを下回ったら買い付け,1万株以上になるまで続ける.もし先の銘柄が数倍で売れていたら,その資金でさらにSOXSを買い増し,3万株を目標に保有する.
なぜSOXSか.半導体の盛況はシンギュラリティまで続く.それ以降もITにより世界経済は回るが,人の能力を超えてしまうのだから,半導体の株は下がり続けるのではないか,と読む.その時に,2ドルで3万株買っているSOXSが,20倍以上になる可能性は高い.こうして1億円を持つ老後を迎える,そういう戦略である.銘柄を絞って考え,それ以外は眼中に入れず,選択と集中で投資する王道を行く,そんなシナリオを実行するのだ.
