ウェブ職人を営んでいくために修行中であるのだが,職場の先輩プログラマの腕には到底追いつけない.数歳年長であるし,持って生まれた能力も素晴らしいので,追いつけると思うことが傲慢なのだと分かってきた.そんな尊敬すべき技術の持ち主と仕事ができ,技術を教われることに感謝する.その彼が,品質について語っていたので,机上の勉強しかしていない私には新鮮だった.
やはり経験が2年か3年くらいでは,ふつうはよいコードを書けないもので,先達はそんななかでも経験が浅いプログラマに経験させるよう取り計らい,見守った暁にはコードの全体を自分の手で再因するという.仲間が書いたHTML5/CSS3のソースを見ると,確かに書き直せる箇所が多く見えるので,すべての行に手を入れたくなる.
私は職場で画面開発の腕を買われていて,正直もっと深めたいのだが,その深い世界が見える入口に立っている.どのように深めたいかも考えが持てている.そこを元に新しい世界を接続しないと,身につかないと思っている.時間があれば開発の勉強をしていたい思いも募る.
PHPでプロの品質を出すには,まだ技術が足りなすぎる.しかし,今の立ち位置からまた1年働けば,また1年分の深みが出るはず.昨年の今と比べても,全然異なる世界が見えていることを認める.深めることができれば,仕事も面白くなる.そのような職業にありつけたことに感謝し,今のプロジェクトが成功するよう,この冬を乗り切りたい.
